Subaru impreza 555 WRC    
1994 Sanremo



1994 サンレモ マクレー車です。インプレッサがWRCを席捲し始めた頃、でしょうかね。
ターマックのインプレッサ555でマクレーの車を作ったわけですが、これを作ろうとしていたという訳ではなく、
この前に夏休みモデリングとして作ったハセガワのインプレッサの顔が、どうも気に入らなくて作り直した、というものです。
これまでハセガワインプレッサは作ったことがなく、なんとなく作例を見て前後のオーバーハングが短いな〜と思っていたら、
シャシーはレガシーと共通で・・・との情報で、そういうことね、とホイールベースの工作さえすればいいと思っていました。
顔も最初に確認したんですが、さほど寸法もおかしくなさそう、と一度作ってみると・・・なんか顔自体が上向いてる感でかっこ悪い。
どこがおかしいか検証するうちに、どうも顔自体の位置が高すぎるのが違和感の正体との結論になり、それに気づいてしまうと
気になって仕方なくなり、エボ3に続きまさかの連続製作になりました。
ということで、顔がハセガワオリジナルより良くなっていれば成功です。仕上がりとか、細かいところは手抜き(という言い訳)
どの辺をいじったかは備忘録的に下のほうにつけときます。




リアビュー。なんとなくこっちも違和感があるのですが、どこかは検証してません・・・お尻が上過ぎかな・・・。
インプレッサってば結構お尻の下が見えちゃうから黒塗りで省略ってわけにもいかないのね。
あとサイドシル部も下に拡張、バンパーの下端は上に縮小しているので、余計にそう見えるかも。
ミラーの仕上げがへたくそだね。
デカールは古い27のを使ったんですが、切り出すときに曲げると割れる、糊弱い、Aピラー下ロゴ特にBILSTEINがでかすぎ、
MCRAEはMCRAIになってる等、かなり残念な状態。
窓枠塗装でデカールはがしちゃうし、おまけにクリアしてからMCRAIに気づき、削り落として修正したっていうてこずり品です。



どの辺を変えたかは備忘録を見てください。
ウィンドウも付けた後にハチマキを貼ったんだが、そのままだとものすごい柚肌になってしまったので、仕方なくクリアなデカールをもう一枚貼って研いでみた →フロント。
が苦労とリスクが出来とまったく釣り合わないので後ろはやめた。




横から見たスタイルも結構改修しているのです。


ルーフの555はアルプスで打ち出しました。
市販のデカールじゃここまでのリアルゴールド感は無理でしょう。


光の当たり方で顔の映りが変わります。要研究ですね。


ここからはどこをいじってるか備忘録的に書いておきます。
まず、顔の位置を下げる作業。画像の位置でAピラー付け根付近までノコを入れ、隙間を広げたのち、そこを詰めてフロント全体を下に移動させます。
バンパー上端の位置を基準にします。2mmくらいでしょか。
次に、この画像は作業前ですが、このあと下向きになったバンパー上端辺を、ボディ側を削って造形しなおし水平にします。
ボディ側は、顔で言うところのこめかみ部が外すぎるので(正面から見ると幅が広い)、0.5oぐらい狭める感じで削ります。
なので、バンパー上端辺の造形もその際に一緒に造形します。


こちらの画像にはそのこめかみとバンパー上端の加工がなされた後になっています。
その後、フロントバンパー部は加工しまくりです。
・こめかみの上の部分、オーバーフェンダーで凹んだ感じの部分はもっと深く凹ませます。
・フロントバンパー下端は造形自体を上に1oくらい上げます。
・フロントバンパーのウインカーの上一帯がボリューム不足なので補います。
・スモールランプの入るモールドは後ろに0.5o拡張します(不思議に思うかもしれないが、ライト部品自体を少し前に傾けて付け直すことになるので)。
・ボンネット先端がもっと垂直に近くなるように削ります。
・グリルした辺が厚すぎるので奥側を削り、開口部を広げます。
・フロントバンパー下端リップのふくらみ造形部の上辺を0.5oくらい上げます。この作業は中央部については全体的に上げることになります。
・フォグランプカバーの造形がおかしいので3辺全部延長、加工します。カバーをはめる部分の開口部の下端も形状がおかしい(実車はもっと水平に近い)ので なおします。
・ウインカー下の開口部はリブをつなぐ板の位置が実車と違いますので直します。シャシーとの勘合穴も削ることになるので、そこだけ上に補強しておきます。
・サイドシルは実車も補強されているようなので、その位置にプラ板を貼っています。ジャッキポイントの穴の位置から貼ってあるので、段ができます。
下には0.5oくらい伸ばしてます。シャシーとの接合ひだ部も下伸ばします。
・リアのホイールアーチを前に1oくらいずらします。スジボリ、凹モールドも一緒にずらします。できる人はドアノブも前に動かしたほうがよりよいです。大 変ですが。
ついでに、27やキットのデカールを使わないならAピラー下、フロントホイールアーチ後ろ端も拡張しましょう。実車はここがもっと細いです。
・リアバンパー下端前側モールドを1oくらい上げます。


ホイールアーチはこんな感じでずらします。フロントはこの後、少し減らしました→これは上述のように後ろ端を拡張できなかったため。
なお、顔自体を下げているので内装の位置も下がります。内装はバスタブの前側位置を0.5oくらい下駄はかせて上げます。


あと、顔改修のもう一つの加工はヘッドライトです。ここ結構重要。
・まずスモールランプとの分割線。下端が1o程外になるように角度を直して掘りなおします(キットのオリジナルの位置を黄色線でいれておきました)。
・ライトの面自体がもっと垂直に近くするために、下端を全体に削ります(赤い線で範囲を書いてあります)。
上述のキットの分割線もこの時消える。掘りなおした筋はもっと深く掘っておく。割らない程度まで。
・ライトの上辺稜線もギリギリまで丸めます。
・スモールライトの上端角、矢印のあたりを削ります。こうするとスモールライトが横長になる。キットは横長さが不足しているんです。
・リフレクタのモールドも広げておきます。
・ライト全体を前に傾ける感じで装着します。上辺はボディにタッチできないかも。なので、下辺を接着しときます。
顔面改修以外では、以下の作業をしておく。
・ボンネットエアスクープは下端を0.5oくらい削り落として、ボディにはめたときに変な段差ができないようにしましょう。(私は前作ではやったのに今回 忘れてて、修正したのですが、前側が少し浮いちゃってます)
・右Aピラーのアンテナモールドは削り落とす
・ウインドウはCピラーで分割して貼る





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