MG METRO 6R4
'00/12/25〜'01/1/15

〜'01/1/2

新年明けました。おめでとうございます。さて冬休みですから製作もすすむかぁと思いましたがそうでもありません。
 で今週の進み具合はというと、ホイールを作ってみました。メトロの場合、流用なんてあまりできないみたいです(私が知る範囲です。良いのがあれば知りたいなぁ)。TdC仕様なら、導風フィンがあるから簡単かも、なんて書きましたが、実際やると私にはタイヘンです。一応ハセガワデルタからフィンを持ってきましたが、やっぱり形はちがいます。しかもこれを押し込めるホイールってのも、結構浅いオフセットというか、リムが外にでてるタイプじゃなきゃいけないので、最近の車には少ないみたいです。
 ということで、ホイール本体はケーニッヒ仕様のフジミ928から持ってきて淵の部分を削りました(1番左)。これでディッシュまでの空間が確保できました。フィンは前後でリム幅とオフセットが違うために(円錐の)傾きが異なる上、ハセガワのでは内径がデカイので、パテで小さくし、一度型取キャストして裏側に肉がある状態にし、各前後用に削って製作(左から3列目)。またこのホイールには4穴モールドはないので、適当に4穴ホイールを型取キャストし、その部分だけを削り出しました(左から2列目)。ホイールおよび,この4穴部をくっつけたフィンを型取キャストし(左から4,5列目)、組み合わせて組んでみると、その上のメトロにはまっているのになります。フィンがあるタイプはこれでOKって感じです。今回は必要ないのですが、フィンのない状態では、6本スポークのホイールがみえます。これもぴったりなのは全然見つけられなかったのですが、タミヤロータスホンダF1のフロントホイールが結構近いので、一応ストック(左から4列目)。


全体としては細かなモールド類(といっても大きい部分)を追加しました。パネル類の継ぎ目とか、窓枠のモールドとか。窓枠はドアとの段差とか、枠の形状とか、やりだすと私がやっても結構あります・・・。

シャシー関係ではリアフレーム部の形状がかなり異なることが判明。しかもそのままエンジンを積むと、それこそボンネビルみたいに高くなっちゃうので、このパーツは切り刻むことにしました。さしあたり、マフラーとショックのアッパー部をきりとったのが写真の図です。

後に写ってるのは、ボスコの86ビデオ。86ガリゲスでは33exportのメトロが結構写ってます(よ、きむらさん)。表紙もそれ。










〜'01/1/7
ボディ本体はある程度できたので、今回の課題でした型取複製にド素人チャレンジ。部品の複製はしたことがあったのですが、こんなにデカイのは話が別。普通はどうやるかさえ知らないので、勘に任せやってしまいました。
 まず最初は、窓枠等、くりぬかれている部分を薄バリ状態にするため、テープを貼ってふさぎます。次に型内で浮いた状態にするため、サイドステップ部の下に5mmほどのプラ棒のピンを4箇所立て、その後シリコーンをくぼみなど入り込みにくそうな部分に棒でよく押し込み、その後シリコーンの海に漬けました(ルーフを上にして)。
 硬化後型を二つに分割するのでしょうが、一般のレジンキットを見る限り、下面外周で割っているようなんで、そのピンをたよりにカッターで切っていきました。しかーし、1回目は内側の部分に大きな空洞ができてしまい(ある意味当たり前か・・・一応薄バリ用テープには穴を空けておいたが・・・)、このままウレタンレジンなんか流し込んだら、その部分に巨大な団子ができてしまいます。そこで、またその空間にシリコーンを詰め、再度原型に詰めなおして修正したのですが、勘合がうまく行かなくなり、内型と外型で段差ができるようになっちゃいました。外型はエアもなくキレイにできてたんですけど・・・。
 で、ちょっと考えて、再挑戦。今度は先に少量のシリコーンを内型半分まで詰めて半硬化状態にした後、シリコーンの海へ埋めます。しかしその際トラブル発生。プラ棒ピンが1本とれてしまい、シリコーンの海の中へ。このピンが1本ないとボディが傾いちゃうんですよね。かといって取れたピンをつけようにも、シリコーンでべとべとでつけられません。仕方なく、もう片方のピン(3本のうちの1本)を取って何とか安定するようにして、沈めました。ところが型割時にヘンな部分をカットしてしまい、1部原型が再現されない部分が発生・・・。
 気を取りなおして3度目にチャレンジ・・・・同じような工程を踏み、こうして3つの型ができてしまったのです・・・。
上の写真はボディの内側へ半分シリコーンをつめたところ。その後手前にある、お手製の箱の中にシリコーンを入れ、原型を沈めます。漏れないようにポリ袋をしいてあります。側面の割り箸は箱が歪むのを防ぐために貼ったもの。この型のゆがみってのが、あとあと効いてくるのでした・・・。


でもってウレタンレジンを流し込んで複製。注型する機械なんてないですから、そのまま流し込んで、型を合わせます。この際問題となるのがエアがたまるのをどうするのかという点ですよね。結構とんがったりくぼんだりした部分があるんで、そのままやると必ずエアがたまりますが、液体状態のうちに各くぼみ類を棒でコチョコチョとやっておくと、意外にエアがたまらないみたいです。ただ、フロントグリルとか、リアハッチの穴の部分とかはエアが入っちゃいます。まあ、これらはあとからでも修正できますから、なるべく入らなければOKっす。
 といことで、あれこ試行錯誤で4つ成形・・・。
 












 しかしやりだすとこの作業はとても面白く、うまくいかないのを何とかしようと繰り返し成形するうちに、何とこんなにいっぱいメトロが・・・(何をやったか書くと更に長くなっちゃうので省略します)。ある程度うまく成形できるようになり、エアもだいぶ減らせるようになったところで、重要なことに気づきました。
 というのは、今回何種類かシリコーンゴムを使ったのですが、比較的硬度の低いやつ(軟らかい)を使うと、注型時に型が歪んでしまうのでした・・・。それで出来上がったものに歪んでる部分があるのを発見。型枠を頑丈なものにすれば良いのでしょうが(一応注型時にも枠に入れていた)、私のはいいかげんに作ったものなんで、どうしても手で押さえておかないと、しっかり締まらないのです。これを簡単に解決するには硬いのを使えば良いようなんですが(もちろん弊害もあるでしょうけど)、それは例の型割りを失敗した型なのでした。ということで、懲りずに4度目の型取に挑戦中。
まあ、世間的には常識的部分(いや、間違ってる部分もあるかも・・・)なのかもしれませんが、何事も経験っす。
・・・そしてこれら失敗作は・・・ゴミ箱行きです。







さて、複製にばかり夢中になってて、シャシーが全然進んでませんので進めます。
切り刻んでしまったリアフレーム部は、さらに本体を上下に2分割して、コクピット部へ隙間をあけて接着。こうすることで、エンジン高が妙に高くなることがなくなります。ショックのアッパー部もずらして再接着です。その後これらの隙間をパテで埋めまくります。


















でシリコーンゴム端材で作った、オリジナルエンジンの複製品(難しい型抜きの練習に実験してみた)を載せるとこうなります。高さ的にはこんなモンだと思います。メトロのエンジン下部は全く資料がないんで想像。
リアタイヤは幅がもっと太いものに変える予定。
とりあえず、全体の形を見るのに適当にシャフトを通して付けてあります。




















原型はシリコーンゴムに沈んでるんで、形状的に最もよくできた複製品で仮組み。
スポイラー部もプラパーツに代えてみました。初挑戦にしては上出来か(あくまでも自己満なんで・・・)。
私的には、こんなもんでOKぇ。
 
なんか急に完成させたくなってきました・・・。



















後から。
ショックのアッパー部が窓から見えるのがちょうど良い高さです。エンジンのエアクリーナー部もこれぐらいでしょ。

バンパー下端左側が、型割りに失敗した場所。





















〜'01/1/15
今週はあんまりすすまなかったっす。
エンジンルームの加工をしています。つぎはぎしたあと、いろいろと細かい点を変更。ショックのアッパー部の内側は中央に向けて入り込んだような形になってるようなので、そこを再現。さらに後部を延長。
エンジンの下にミッションケースとかギアケースなんでしょうか、なにかあって、そこからドライブシャフトが出ているみたいなんですが、この部分の資料は全くないので、想像に任せて、それらしく加工。タミヤF40とタミヤ205T16のミッション部のモールドを、例の「型思い」で転写複製し、瞬間接着剤でとりあえず組みあげていって、隙間をアルテコSSGで埋めていきます。
あとフレーム下部を作って付けてあげればいいでしょうかね。一応シャシーも複製しようと思っているのであんまり複雑にはできません。


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